ジャンル | 3Dアクション |
開発元 | NOW PRODUCTION |
プラットフォーム | Steam |
プレイ時間 | 6.2時間 |
こんなゲーム | パックマンが縦横無尽に駆け巡る3Dアクション |
昔プレイしたゲームで覚えているものは、だいたいがそのプレイ風景ごと覚えているように思う。ちいさな頃から兄弟でゲーム三昧をしていたからか、クリスマスプレゼントに買ってもらうものはほぼゲームだけだった。どこか静謐な空気だったクリスマスの朝に目を覚まして、リビングに向かうとすでに起きていた兄が、クリスマスプレゼントにもらった真新しいゲームをプレイしている。それを眺めながら朝食を食べ、自分の番がやってくるのを楽しみながら待つ。
『パックマンワールド』と出会ったのはそんな1年に1度の、特別な一日だったことを、今も覚えている。
パックマンワールドは面クリア型の3Dスクロールアクションだ。私のプレイした最近のゲームだと、『スーパーマリオ3Dワールド』が一番近いかもしれない。パックマンを操作してジャンプやヒップアタック、ダッシュ攻撃などを駆使して敵を倒しつつ、ゴールを目指す。
途中には特定のフルーツを手に入れることで開くオリがあり、そこに隠されているものも拾ったりする。ドンキーコングのようにPACMANの文字を集めたり、あるいはさらわれた家族を救うための鍵を手に入れたり。昔ながらの『パックマン』に近いミニゲームを遊んだりも出来る。リメイク元のゲームが20周年を祝うためのゲームなだけあって、ストーリーにしてもあまりくらいものではなく、お祭り感の高いゲームだった。
もちろん、元々のゲームをプレイしたこともあるので、しっかりと面を覚えて……いない。見覚えのあるステージもあるのだけれど、全体的にどことなく違った印象を受ける。
なんだかPS版ではもっとシンプルな印象だった。もちろんパワーエサを食べて大きくなると言うことはなかったわけだけれど、それだけではなくて、ステージももっと広々としていたような気がする。
とはいえこのリメイク版の雰囲気がだめというわけではなく、むしろPSのパワーでは出来なかったことをとり入れて、よりリッチな体験ができるようになったということだろう。デモシーンも追加されたものだったと思う。それに元々のゲームも20年以上前にプレイしているはずなので、単に記憶から抜け落ちた結果のような気もする。
しかしやはり奥行きの掴みづらいゲームだった。ちいさなプライドから「簡単モード」をなるべく使わないようにしていたが、死ぬところではわりと何度も死ぬ。昔より体力が1増えている気がするけれど、それで助かった部分も結構ある。
あとオリジナル版だとスロットをスキップできた気がするのだけど、それは残しておいてほしかった。
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