英雄伝説 零の軌跡:改

ジャンルRPG
発売元日本ファルコム(株)
プラットフォームPS5
プレイ時間35時間
こんなゲーム政治の闇に立ち向かう若者たちのシムレーションRPG

英雄伝説 零の軌跡:改は、ドラゴンスレイヤーシリーズから派生した英雄伝説シリーズの内部シリーズ、軌跡シリーズの通算4作目の『英雄伝説 零の軌跡』の2度目の移植作品である(はず)。wikipediaを見ると軌跡シリーズの2作目となっているけれど、おそらく現在の公式的な扱いとはならないような気がする(リベール編・クロスベル編と扱えた方が便利だろうというのは分かるけれど)。

上のように書くと複雑なのだけど、軌跡シリーズの4作目であり、これまでの3作とは、世界観を一にしながらも舞台を変えて新しく始まった作品と考えるのが一番分かりやすいだろう。新しい魅力的な主人公とその仲間たち、過去作での活躍が伝聞として伝わってきつつ、元主人公たちもちょっと顔を見せたりする。
まさに新規も楽しめる、過去作からのプレイヤーならもっと楽しめる、といったところだろう。基本的には

システム面は(空の軌跡をプレイしたのが10年以上前になるのでうろ覚えだが)空の軌跡とそう変わらない。大きな任務をこなす中で、サブ任務をこなしたり、町の人と交流したり、釣りしたり雑誌を集めたり。
戦闘もいわゆるタクティクスRPGのように、マス目上の位置関係を意識しながら移動したり範囲攻撃を打ったりする。また、行動順に載るボーナスを意識しながら、割り込み行動の出来る必殺技を放ったり、ディレイ攻撃をしたりする。行動順ボーナスこそ軌跡シリーズの大きな特徴に思えるけれど、戦術的には移動と攻撃とが分離していないことと、物理攻撃によって相手の位置が変わることが基本であることこそに重要な点があるように思える。いかに相手の位置をうまく動かして範囲攻撃を当てるかが、効率的な攻略においては重要になるだろう。

また、ゲームスピードの高速化やスキップ機能、敵のステータスが一定以上離れていることで戦闘をスキップして倒せる機能など、複数周回向けの便利機能も揃っており、一週目はやりこみ要素を気にせずにストーリーに集中し、2週目で戦闘手帳などを埋めていく、と言うようなプレイでも大きな問題は起きないだろう。

しかしこのゲームの魅力といえば、なんといってもNPC達だろう。メインとなるキャラクター達もではあるが、顔のグラフィックのないようなキャラクターも、事件に反応を返すだけではなく、サブ任務の状況に応じてくれたり、それでなくても話していない時にどういうことがあったのかを想像させるように場所やセリフを変えていく。空の軌跡よりも狭い舞台ではあるけれど、だからこそこの生活感が、主人公達も街の住民であることをより強く感じさせてくれるように思えた。

とりあえず全サポートキャラの個別を見たら碧の軌跡に行こうかなと思います。

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