ジャンル | アクション |
発売元 | 株式会社セガ |
プレイプラットフォーム | PS5 |
プレイ時間 | 23時間 |
こんなゲーム | 走り抜ける爽快感に全てがある |
なんとなく『オープンワールド圧力』みたいなものが、特にメジャーなタイトルに対してはあるように思える。少し前ならFFXIIIの一本道批判だったり、最近だとマリオのフューリーワールドは、小規模ながら、ひとつのマップに複数のステージが含まれるオープンワールド的な構成になっていた。
もしこのままカービィもオープンワールドにという話になってしまったらどうしようかという気持ちにさえなってくる。
ともあれ、今回のソニックもオープンワールド的。オープンゾーンと称した広いマップに、収集物やソニックらしい仕掛け、中ボスやクエストキャラクターが配置されている。明確なゴールが配置されているわけではなく、マップに配置されているカオスクリスタルを手に入れるため、収集物を集めたり中ボスを倒したりする。そうして6つのカオスクリスタルを集めると、マップの大ボスへの挑戦権を得ることが出来る。
マップの広さに合わせるようにボスもかなり大きく、子供くらいの大きさのソニックが山よりも大きいようなボスの側面を登って攻撃するなど、スケール感のある戦いが楽しめた。
さらに、ゴールに向かうタイプのミニステージも存在しているので、これまでのソニックのような面クリアを目指すようなゲーム性も楽しむことが出来る。これも2Dから3Dまで、バリエーションに富んでいて飽きが来ないで楽しむことが出来た。
面クリア型が楽しかった一方で、オープンゾーンの仕掛けはそれほど楽しめなかった。ミニステージにもあるような、レールを滑って進んだり敵を倒したりして移動するような仕掛けが存在しているが、初めのうちは物珍しさから楽しかったが、失敗してもリスクもないし、正直地面を走っている方が楽しかった。
というより、単に地面を走るのが楽しかった。目標まで何千と数字が並んでいても(おそらくm表示)、数十秒で到達できる速度。まさしく音速のハリネズミ。ショートカット代わりのレールについては、乗り換えを失敗するとmissしたりするので(missしても少し前に戻されるだけでそれほどデメリットはない)、適度な緊張感と爽快感が相まってそれもよかった。
後は、システム面で不便なところが目についた。せめてこの不便ささえなければと思わないこともなかったけれど、それでも値段分は楽しめたんじゃないかと思う。
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