ジャンル | RPG+タイピングゲーム |
開発元 | Yakuentei |
プレイプラットフォーム | Steam |
プレイ時間 | 1時間 |
こんなゲーム | タッチタイピングをできるようになりたいあなたに |
キーボードを買い換えると、タイピングゲームをプレイしたくなる。折角だからなにか買ってみようと思ったのが、このゲームだった。
このゲームはRPG+タイピングゲームという名前の通り、タイピングをすることで敵を倒していくゲームである。ただし、RPGがどういうゲームと捉えるかによっては、物足りないものになってしまうかもしれない。
ストーリー部分については、指定されたキーを、設定された速度以上に押せるかどうかによってクリア出来るかが決まるといっていい。とはいっても、5段階の難易度設定があるので、進めない場合は難易度を下げれば問題ないだろう。
また、基本的にタイピング初心者でも遊べるようにということか、ストーリーを進めるごとに使用するキーが増えていくようになっている。内側のT列・Y列から始まって、だんだんと外側のキーマで使用するようになっていく形だ。
また、指定されるのは1文字ずつ、アルファベット26文字だけである。単語・文章形式の指定や数字・記号の指定もない。
次の入力が見えない分、単語指定などよりも入力速度が落ちがちになることには注意が必要だ。
キーが増えた際には、キーガイドによってどこに入力するキーがあるか表示される。初心者にはありがたい一方で、どのキーを入力するべきかを認識するのに時間が掛かってしまい、むしろキーガイドが表示されない後半の方が楽にクリア出来るようなこともあった。
RPG要素についてだが、そもそもRPGというのはどういうゲームを指すのだろうか。このゲームからRPGと思われる要素、つまりタイピング以外の要素を取り出すと
- キャラクターメイキング(名前・容姿設定)
- ストーリー
- HP、MPと装備による能力向上(ただしストーリーにおいては効果なし)
がある。
キャラクターメイキングについては、いわゆるTRPGにおいては重要な一要素ではあるが、電源系ゲームにおけるRPGにおいては、そこまで重要ではないように思う。
ストーリーはRPGにおける重要な要素ではあるが、一方でパズルゲームや格闘ゲームにも、開始前にストーリーデモが発生することもある。それだけでRPGとは呼べないだろう。
そこにステータスとそれの増減があると考えると、かなりRPGっぽさを感じるが、しかしストーリーにおいて効果が現れない(結局は難易度ごとに決められた入力速度だけで、クリア出来るかが決まる)のがRPGっぽさを減らしている。
ストーリーのないステージやスコアアタックにおいては重要な効果を持っているのだけれど、ステージをクリアしてより強い装備を手に入れるというゲームサイクルは、むしろハクスラ感がある。
まあ、それはそれで楽しかった。
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