ジャンル | RPG |
発売元 | 任天堂 |
プレイ時間 | 74時間+α |
こんなゲーム | 片手で遊べるポケモン |
携帯機という楔を離れ、ついに据え置きでプレイできるようになったポケモン。やっぱり大きな画面でプレイすると気分がいい。
そして個人的に恩恵が最も大きいのがボタン数が増えたこと。初代と比べるとその数2倍(+アナログスティック)。
つまりどういうことか。コントローラにあるボタンの半分でプレイが可能であるということである。
実際、ソードシールドには片手操作が便利になる「ちょいラクモード」というものもある。これは十字キーや右スティックのボタン割り当てが変わって右側だけ、あるいは左側だけでほぼ全ての操作ができるようになるというものである。ポケモン収集や2周目などのタイミングでは2台同時にプレイする私にとってこれはかなり助かった(なおワイルドエリア…後述)。
ポケモン獲得について、今回のシリーズは進化後のポケモンも大部分が野生に出てくるのが特徴的に思えた。定番のコラッタ枠やポッポ枠の最終進化も、カイリュー枠ともいえるドラパルドも(DLCでとはいえ)野生で出てくる。レベル上げの必要が少なく済んでかなり助かった。
一方で、DLCの伝説のポケモンはやや辛かった。2種類から選択する形になっていて、2周を強いられることになった(剣と盾両方でDLCを買えば各1周で済むといえばそうなのだけれど)。そのうえ進化する伝説のポケモンもいる。つまり進化前と2種類ある進化後の3匹を手元に置いておく為には合計で3周…かと思ったのだけれど、実はその伝説だけは殿堂入りする前から手に入れられるのだった。よかったよかった。
それでも……カンムリ雪原でレジ系をいっぱい捕まえなきゃいけなかったのは面倒だった…。
ストーリーの方は、月並みな感じだけれどいわゆる「悪の組織」的な存在がいないのは斬新に思えた。そもそもポケモンになぜ悪の組織が必要なのかという問題はあるなぁと。
強引さを感じる部分もあったけれど、まあわりとポケモンは以前からそうだった気もするし、いいでしょう。
閑話休題
ホップはポケモン世界では珍しく主人公以外に明確に敗北するライバルだった。というかずっと迷ってんなこいつみたいな気分もあったけど、XYのライバルはこういうことをやりたかったんじゃないのという気持ちにもちょっとなる。カルムくん両親は関係ないと言ってから本当に関係なかったし…。ともあれホップくんには大成してもらいたいですね。本当に研究者としてやっていけるのかとも思わんでもないけど。
個人的にはやっぱりソニアさんが優しい近所のお姉さんって感じでとてもよかった。ストーリーの導き手にもなるし、ツッコミもできる。成長もする。これまで一緒に旅をするのは同年代の子供ばかりだったのもあって、かなり新鮮だった。
そして目玉のワイルドエリアとダイマックス。フリーカメラとシンボルエンカウントは、まさに新時代のポケモンという気持ちにさせられた。もちろんこれまでのポケモンもタイトルごとに進化していたのだけれど、ここはかなり大きな変化だった。
一方、フリーカメラにちょいラクモードが対応してなかったのはかなり残念だった。特にDLCマップは全面ワイルドエリアの為、片手でプレイできなかった。
そしてダイマックス。メガシンカに近いシステムではあるけれど、据え置き機になり大画面でプレイできるようになった中で、ポケモンが巨大化するのは迫力満点。キョダイマックスについてほとんど説明がなかったのはちょっと残念だったけれど。
ともあれまさしく進化したポケモン。次の最新作を楽しみにしながら、北海道に寄り道します。
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