ジャンル | アドベンチャー |
発売元 | Sony interactive Entertainment |
プレイプラットフォーム | PS5 |
プレイ時間 | 1時間 |
こんなゲーム | 光を追ってさまよい歩く |
ウォーキングシミュレーターというゲームジャンルがある。きれいで、大抵は自然豊かなマップを1人称視点で歩き回り、イベントを拾っていくようなゲームを指す言葉だ。元々はゲーム性の薄さを揶揄した表現だったそうだが、今となってはアドベンチャーの1ジャンルとして認められたように思う。
Everybody’s Gone To The Rapture -幸福な消失- はまさしくそんなゲームだ。選択肢はなく、イギリスの?とある田舎町を歩き回り、特定の場所で起きるイベントを眺めたり、電話やラジオから聞こえる会話を聞くだけのゲーム。
こんなものがゲームといえるのか? でも考えてみればテキストアドベンチャーでも選択肢のない、あるいはほとんど意味のないものというのは存在している。それに、このゲームにも選択はある。イベントを見るか、見ないかだ。
基本的にはガイドとなる光の球がふよふよ浮いているので、それを追っていけば想定されたイベントは大抵拾えるはずだ。でもそれに従わなくてもイベントを見ることはできるし、クリアだって出来る(そういうトロフィーも存在している)。
ここで問題になるのは、イベントを見ないということは、この物語がどういうものだったのかが分からなくなるということだ。完全に自業自得ではあるが、不幸にも見逃してしまうということもある。そのあたりのケアをどうすればいいのかが、さらなる発展に繋がるのかもしれない。
何がいいたいかというと、実はこのゲームをプレイしている途中で飽きてしまったのだ。遅いPCの足、どこに連れて行ってくれるのかよく分からない光の球。私にとってはそれほど惹かれなかったストーリー。結果として、それっぽいところを自分で探して歩き回るという逆に非効率にも思えるプレイをすることになった。
結局私はあまり満足できなかったけれど、少なくとも自然風景や幻想的な光の景色は楽しめた。PS PLUSでやるなら悪くなかったかな、というのが私の印象だった。
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