前作でルカと一緒にいることを選び、元の世界に帰らなかったルートからの続きで、前作でややバッドエンド気味だったその前のところから始まっている。というか実際選択肢によっては前作のエンドと同じ結末に至るようになっていて、その場合にはスタッフロールが流れず、明確にバッドエンド扱いになっているよう。

今作でとても面白く思ったのは、ユリアーモが中途半端に分かるようになったからこそ起きるようになった勘違いで、まったく分かっていなかった前作とは違った形で「言葉で気持ちを伝える難しさ」を書いているように思った。misoとか。

その一方でリンとカナーコのルカに対する対応がほぼ同じなのもちょっと面白い。結局言葉が伝わろうが伝わらなかろうが、その人に対する思いが行動を決める、ということなのかもしれない。

それでも、どうにか言葉にしないと、そして相手の言葉をよく聞かないと、気持ちが通じ合うことはやはり難しいのだろう。

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