Steam Next Fest がやってきた(23年冬)

Steamが定期的にやっている体験版祭り、それがSteam Next Fest。

今回も(今回こそ)ひたすら体験版をプレイしては感想を書いていく。

以下は全てSteam(PC)でプレイしている。

The Legend of Gwen

ジャンルプラットフォームゲーム
開発元wiwigames
プレイ時間1時間程度
こんなゲームシェアウェアって響きがよく似合う3Dプラットフォーマー

魔術師見習いの子を操作して、道中の星を集めつつ最奥を目指す、オーソドックスな3Dプラットフォーマー。

遠近感が掴みにくいものの、カメラを90度回転できるので時間を掛ければ縦横を合わせることはできそう。

遠距離攻撃もあるが、これがまた照準を合わせづらい上に操作から攻撃が飛ぶまでに微妙にラグがあるのがニクい。弾数無限で射程も無限?、ジャンプでキャンセルもできるので、敵をうまく避けて攻撃をいれよう。

時間を掛けすぎると時間切れになってしまうのでそこも注意。敵を全て倒し、隠された宝箱を開いていけるとなおよい。

そして個人的に気に入ったのは、インディーズというよりシェアウェアソフトという響きが似合いそうな雰囲気だ。微妙にもったりしている操作感、なんとも言いづらい難易度、クリア時の謎ダンス、1-4は遊べるのになぜか解放されない1-3、2段ジャンプ時のボイスが「痛っ」(言語表示はないが、日本語ボイスもある)など、なんとなく懐かしさを感じてしまう。

1-3が解放されない問題でボス戦も見れてないけれど、たぶん照準が合わせられなくてなんともいえない気持ちになれるだろう。


MINDHACK

ジャンルテキストアドベンチャー
開発VODKAdemo?
プレイ時間22分
こんなゲームFPSタイピングテキストアドベンチャー

凶悪な犯罪者の心の中には、「バグ」が存在している。そんな犯罪者の心の壁を無理矢理にでも取っ払い、バグを排除して心の歪みを正す。それがマインドハッカーのお仕事。

このゲームはテキストを読み進めつつ、時折選択肢から発言を選ぶ。そんなオーソドックスなテキストアドベンチャーだ。途中でミニゲーム的に指示された文字列を打ち込むタイピング的な要素もあるが、別に遅くても大きな問題はないはずだ(資料が読めなかったりはするかもしれない)。

特徴的なのは、ゲーム中の大半で手袋をした両手が見えること(下の画像のような形)。この構図で思い出すのはFPS、つまり操作キャラクター自身の視点でゲームを見ているような構図となっているのだ。こういうノベル形式ではあまり見ない構図。

もちろんまだ体験版なので1章分しかプレイできていないのだけれど、これが大きな意味を持ちそうな印象はある。マインドハッカーは犯罪者の心の内を読み取って、そこに隠れている歪み「バグ」を取り除く。他人の心の内に入るということは、その心を自分の中に取り入れることにも繋がる。そうすると、他人、しかも凶悪な犯罪者と自己との境界が曖昧になってしまうかもしれない。ちょうど、視界を共有しているプレイヤーとキャラクターのように。

もしかしたら凶悪な犯罪者の考え方を自分のものにしてしまうかもしれない、そしてその凶悪な考えを仕事の上で表してしまうかもしれない。なにしろ仕事での対象はまさしく悪人、何をするとしても良心が鈍ってしまう、なんてこともあるのかもしれない。

マインドハックがタイピング形式であるのも面白みがある。単に読むよりも、タイピングで打つ方が頭の中に入っていく感覚がある。読み飛ばすこともできない。その感覚こそが、マインドハッカーの感覚の一部なのではないかとおもわされる。ミニゲームがさらにキャラクターとのシンクロを高めてくれるように働いているのだ。

続きが気になるとてもいい体験版だった。


Ribby: The Game

ジャンルRPG
開発元Octolivvy
プレイ時間60分
こんなゲームビジュアルのかわいいアドベンチャー(?)

私は英語がそれほど得意ではありません。

完全に見た目に釣られてDLした。見た目通りで可愛く、会話にもキャラクター性が強く出ている……ように見える。

たぶん体験版中の全ての木に対してインタラクトできるのも謎なこだわりを感じる。

ゲーム自体はツクール製のようで、キーボード操作がよく似合うパズル系アドベンチャー。収集要素もあるけど、なぜかオバマっぽいピクチャしかなかった。

最初に自分のことを聞かれるのだけれど、質問内容はちょっとMotherっぽさを感じた。

RPGと銘打っているけれど、少なくとも体験版中には戦闘はなし。戦闘がありそうな雰囲気は出していたけれど……どうでしょう。


99 FAILS

ジャンル高難度アクション
開発元Frying Jelly
プレイ時間27分
こんなゲームヤバめなビジュアルで煽られ散らかそう

体験版を遊びきれなかったゲーム。

99Fall は、Jump King系のゲームといえるかもしれない。ボタンの押す長さによって移動距離が変わり、それによって足場を乗り継いでゴールへと向かう。

Jump Kingと異なるのは、ジャンプというよりは瞬間移動をすること、そして柱の上を乗り継いでいくことしかしないということ。移動する距離がどれほどかは最初、あるいはアイテムを(ゲーム内通貨で)購入して使用することで表示される。それ以外でも、SEによってタイミングを測ることができる。

問題になるのは、柱の間隔は微妙に異なること、そして何よりもビジュアルやサウンドなどによって気を散らされることだ。ややグロテスクな見た目のオブジェクトが背景に飛び交ったり、柱が点滅したり、1つ柱を飛ばさなければいけない状態になったり、左右反転したり、速度が下がったり上がったり。いろいろな形で邪魔をされる。

最終的に99個、あるいは666個の柱を乗り継いでいけばゴール、のよう(未クリア)。体験版でもハード、メガハード、フカノウの3種類の難易度があり、フカノウとなると柱が動き始めたりするので本当に大変。というか2つ3つほどしか乗り継げられなかった……。

体験版では単に乗り継いでいくだけで、それでも十分に楽しめたが、製品版ではデモがあったりするそうなので、どのような雰囲気になるかも楽しめそう。


SMYS : Show Me Your Stairs

ジャンルパーティーゲーム
開発元StarvingFox Studio
プレイ時間11分
こんなゲーム対戦ゲームは複数人でプレイしよう!

当たり前なのだけど、複数人でプレイするようなゲームは複数人でプレイしないといけない。それはそう。

SMYSは、2段階に分かれたパーティーゲームだ。第1段階でブロックやお邪魔アイテムを集め、第2段階でそれらを使って相手チームよりも先にてっぺんを目指す、というものだ。

第1段階のミニゲームには種類があるようで、(途中でやめたので)2種類しか遊べなかったけれど、トランポリンで跳ね回ったりワイヤーを飛ばしてブロックを掴んだりとなかなかバリエーションがありそうな雰囲気。

第2段階では集めたブロックを投げて積んでいく。その場におけないので、微妙に思ったところに積めないのもポイント。出てくるブロックの順番もバラバラ? ちゃんと検証してないので分からないけれど、きれいに積むことを考えるより、内側を高く積んでいくことを意識すると、自然と外側も積まなければいけなくなるのでなんとかなりそう。

万一ブロックがなくなったとしても、どこでも1マスブロックを拾えるので、それで積んでいくこともできる。もちろん1マス分しかないので効率は良くないので、第1段階の働きが重要になりそうだ。

まあ、一人でプレイしたのでよく分からないんですけどね。


Rallygator

ジャンル物理ベースプラットフォーム
開発元ODDROK
プレイ時間15分
こんなゲーム頭上注意

前進・後退に姿勢制御、それにパンチさえあれば十分。そんなゲーム。

バギーを運転してゴールを目指すゲームだが、前進/後退をしてジャンプ台に入るとそのまま飛んでしまうので、その後に頭をぶつけたりしないように姿勢を制御しなければならない。

とはいっても右に入れれば右回転、左なら左回転するだけなので、それほど複雑なことはしない。面した地面や壁に相対するように動かせばいいだけだ。

体験版では全3ステージと短いものの、水中では潜水艦になったり、空中に行く為にプロペラを付けたりとバリエーションも少なくない。

プロペラの制御は姿勢の方向に寄るのでなかなか難しい。飛びすぎて天井に頭がぶつかればもちろんアウトだ。残念無念。

分かりやすいゲームなので、遊びやすいと思う。


Annomary Collapse

ジャンル2Dターン制ローグライト策略ゲーム
開発元RocketPunch Games
プレイ時間38分
こんなゲーム位置が大事なコマンド選択式バトル

Annomary Collapseの見た目は、ちょっと昨今のアプリ系のRPGに近い。ただし道中の進め方はローグライトって感じ。戦闘やイベント・ショップなどから進めたいものを選択し、道中手に入るアイテムを使ってパワーアップしたりデバフを受けてしまったり、レベルアップしたら強化内容を選択する。そうしてプレイごとに少し異なるビルドを選択できる。

必要な経験値が集まっても、レベルアップするタイミングは任意で選択することができる。普通なら間髪入れずにレベルアップするべきだとも思えるが、実際にはアイテム効果とのシナジーを考えることも大事になる…のだろう。

もう一点、戦闘中の特徴を挙げると、敵や味方がどこにいるかによって与えられるダメージが変わる点だろう。同じマスに味方がいる状態で攻撃すれば、連撃が発生したり、マスの端に敵がいるなら追加ダメージが入ったりする。移動と攻撃はどちらを先にやってもいいし、なんなら移動→攻撃→移動というような行動ができることもある。こうして最適な位置取りから攻撃しつつ、敵の攻撃が当たらない場所に移動することが重要になる。

永続的な強化もありそうなので、リプレイ性もバッチリと見える、わりと好印象なゲーム。


Recolit

ジャンルドット絵ナゾ解きアドベンチャー
開発元Image Labo
プレイ時間18分
こんなゲーム誰かの代わりに助けてあげるゲーム

Recolitは優しい夜の雰囲気の中で歩くゲーム。歩いていると、オレンジ色の人の影みたいなものが喋っている。その影は誰かと話しているようだけれど、自分が相手とは思えない。それでも、そこにいるのは自分とその影だけ。しかも話の内容を聞くとなにかに困っている様子。それなら、助けてあげましょう。そんなゲーム

助けるにしても、暗い夜の世界のために落ちているものを拾うにも苦労してしまうような世界。明かりがあれば拾ったり置いたりもできるので、なんとかして明かりを広げつつ進んでいく。

そして唯一自分に対して話していそうな相手を探して話を……聞けたらいいなあ。


ザ・ラムジー

ジャンル2D冒険プラットフォーム
開発元IKINAGAMES
プレイ時間43分
こんなゲーム飛んで回るメトロイドヴァニア

個人的にメトロイドヴァニアといえば1つのマップというイメージがあったけれど、このゲームは違う。まあラビリビとかも別に繋がったマップじゃなかった気がするし、そもそもメトロイドもマップ自体は繋がっていても明確な切り替わりがあったりするのだから、1つのマップという感じはしないかもしれないけれど。

ともあれ、面クリア型のように、複数のステージでそれぞれの目的を果たすような形になっているようだった。

キャラクターがリスなのも可愛げがあるが、持っている武器も「ポップコーン」だったりでやはりかわいらしさを残している。このポップコーンがくせ者で、敵や壁にぶつかると弾けて残り、その残ったものにぶつかると上に跳ねるのだ。その跳ねを利用して足場から足場へと乗り継いでいく。そんなプラットフォーム。

ポップコーンひとつだけで進めるなら簡単だが、もちろんそんなことはなく、場所によってはポップコーンで跳ねながら別のポップコーンを弾けさせて、見たいなアクロバティックなことが必要になる。なかなか大変。

操作感もよく、収集要素があったりでなかなかに楽しめそうだった。冒険譚を語るような口調なのも良かった。


Looking Up I See Only A Ceiling

ジャンルアドベンチャー
開発元silver978
プレイ時間7分
こんなゲーム懐かしみのあるポイント&クリック

プレイ時間からも分かるとおり、とても短いデモだったので、ストーリーの予感などは特に感じられなかった。

暖色系が目立つ画面出会ったり、ドットが揺らいでいるようなフィルターだったり、そしてこのポイントする場所が分かりやすいアドベンチャー。こういうの嫌いじゃないです。

あと主人公はちょっとずぼらっぽいか、もしくは身の回りの世話ができないくらい忙しいかどっちかかもしれない。でも水回りはきれいっぽいんだよなー。


Verlet Ascend

ジャンルローグライトアクション
開発元Sagewind Studio
プレイ時間14分
こんなゲームジャンプしたり壁を壊したり

ウサギが壁キックしたり蜘蛛の糸?を乗り継いだりして、銃をぶっ放してゴールを目指す。そんなゲーム。

銃では敵を倒すだけではなく、壁を壊すこともできる。おそらくは自動生成ながらも行き止まりは存在しない様子だが、壁を壊した方が進みやすいこともあったりはする。そんなときは是非壊そう。

あまり時間を掛けすぎると水がせり上がってしまう。そうなるとどうなるのかはよく分かってない。

面白くなりそうな印象はあるけれど、まだまだブラッシュアップの余地はありそう。


BandRoll

ジャンル音ゲー
開発元Bluespy Studios
プレイ時間17分
こんなゲーム即死系音ゲー

地味にいろんな形式の音ゲーがSteamにはある。BeatManiaのような、レールをノーツが落ちてくるようなタイプもあれば、有名なBeat SaberMUSE DASH、ちょっと変わったA DANCE OF FIRE AND ICEEverhoodもコア部分は音ゲーだ。

このゲームはその中ではBeat Saberが雰囲気としては近いだろう。見た目も(体験版で遊べる)音楽のタイプもそんな感じだ。もちろんVR作品ではないけれど。

使用するのは上下左右のキーのみ。床を乗り継いでいくようにボールを移動していく。上下キーは重力を反転させるようなイメージになるので、ぱっと見で床が繋がっていないのが慣れるまで面食らった。

また、斜めになっている床もあり、そこでは長推しが必要となる。操作性だけを見れば4キー(上下はいまいない方にしかいけないので実質3キー)の普通の音ゲーに近い。それほど難易度は高くないが、見た目からタイミングが取りづらく、また1回でもミスをすると即失敗となるので、注意が必要だ。


アフォガート

ジャンルタワーオフェンスRPG
開発元Befun Studio
プレイ時間2.3時間
こんなゲーム方向管理が攻略の鍵

今のところ(ここでは上から下への順でプレイしている)一番気に入っている。

コアとなるのはタワーディフェンスの逆、タワーオフェンスで、キャラクターは決まったレール上を進んでいく。そうして特定の敵を倒すかキャラのスキルによってコストを得て、そのコストを使ってさらにキャラクターを召喚。そうして戦線を充実させていく。

分かれ道にたどり着いたら、どの方向に進むかをリアルタイムで選択できる。直線的な攻撃をしてくる敵がいるのであればそこを避けるように進んだり、強敵に挑む前にコストを稼ぐために雑魚散らしをしたりと、自分の有利になるように動く必要がある。

もう一つ、移動方向を考える必要が出るのは、基本的に先頭にいるキャラクターが最初に接敵するので、先頭のキャラがよくダメージを受けるからだ。うまく移動方向を切り替えると、順番を入れ替えたり、軍団を分けたりもできる。

また、スキルを使う為には敵の近くに行く必要もある。攻撃をするキャラを前に持って行けばすぐに敵を倒してくれるが、そうするとサポートキャラのスキルがなかなか使えない、ということも起きうる。HPなどの状況を見てうまく戦線を入れ替えられると、スムーズに攻略できるだろう。

このゲームには、タワーオフェンス意外にもカフェの経営という要素もある。いうなれば日常パートで、お客にコーヒー(というかエスプレッソ)を淹れてお金を稼いで家賃を支払ったり、サブキャラと交流を深めたり、主人公のステータスを上げたり(どういう効果があるかまでは見てないけれど)もできる。

主人公は悪魔から人々を護る魔女でありつつ、お節介なバリスタでもある。街の人達の悩みを聞いたりすることで、たぶんいいことが起こるんだろう。着替えが手に入ったり、カフェの内装に関わるものもあるのかもしれない。

個人的には選択肢が選びづらいなど、操作感にやや難が感じられたものの、製品版が待ち遠しいタイトルのひとつだと思えた。


ラスティッド・モス

ジャンルグラップリングメトロイドヴァニア
開発元faxdoc, happysquared, sunnydaze
プレイ時間44分
こんなゲーム海腹川背したり銃をぶっ放したり

ラバーアクションの引き出しが少なくて申し訳ない。元々TGSで展示されていたときから気になっていたゲームのひとつ。

ラスティッドモスは基本的にはツインスティックシューター(このページだとVerlet Ascendにその要素がある)、つまりは2Dのマップ上で、マウス(もしくは右スティック)で照準を合わせながら、ASWD(もしくは左スティック)でキャラを動かしてプレイするようなゲームだ。もちろんジャンプしたりもできるし、照準を合わせた後は銃を撃つ。

このゲームの特徴としては、銃を撃つ代わりにゴム(のようなもの)を投げることもできる点だ。いわゆるラバーアクションといわれるもので、ゴムを壁にぶつけたときの速度から、ゴムの伸び縮みの仕方が変わり、多少勢いを調整して目的地に届くようにゴムを離す。うまく勢いづいていたら離れた地面まで到達できるというものだ。有名どころでは海腹川背だろう。

それに加えて、メトロイドヴァニア的な要素、つまりはマップを広げるように進みつつ、ファストトラベルも駆使して、アクションが増えたら前に行った場所からまた別の場所へと進めるようになる。そうして隠されたアイテムを拾ったりもできる。

隠されたアイテムには、単純にHPを上昇させるものもあれば、装備して特殊な効果をもたらすロアというものものまである。武器の照準を伸ばしたり敵の攻撃をゆっくりにしたりなど、集めるほど戦闘を優位に進められるはずだ。ちなみにロアは売っていたりもする。

ただ、難易度はなかなかに高く、ラバーアクションがあまり得でない私では全マップを解放することは残念ながらできなかった。歯ごたえを求めるプレイヤーにも勧められそうだ。

Worldless

ジャンルターンベース戦闘+2D横スクアドベンチャー
開発元Noname Studios
プレイ時間24分
こんなゲームミニマルな見た目で物理/魔法を組み合わせよう

いわゆる生物らしい見た目が存在せず、主人公も○と◇でだいたいが構成されているゲームで、走っているだけで草っぽいものが生えてきたりと、なんとなくヒーリング効果のありそうな雰囲気。

もちろん探索要素もあり、簡易的なマップの1エリアごとに強化ポイントが隠されているので、きれいな風景を楽しみながら探索を進められる。

戦闘はターンベースで進み、一定時間こちらが攻撃したら相手の番になる。攻撃はいろいろと攻撃を組み合わせたり……できるが、独自のコンボを繋いだりみたいな要素はなさそうなのはちょっともったいない。弱点を突いて攻撃できると、敵の体力を削るよりも早く倒したりもできる。

敵の防御の為にシールドを張ることも出来るが、攻撃の種別が魔法か物理かで張るシールドが変わる。敵の動きを見て種別を見極めて防御する必要がある。慣れるまで難しいこともあるが、戦闘に敗れても直前に戻されるだけなので、すぐに再戦できる。それでも攻撃の種別が足りなさそうであれば、先に探索する必要があるだろう。


Cavern of Dreams

ジャンル64風3Dアドベンチャー
開発元Bynine Studio
プレイ時間1時間(未クリア)
こんなゲーム要するにバンカズライク

64のアドベンチャーといえば、やはりバンカズやDK64を思い出す。実際、このゲームのデザインを見るとその頃のレア社を思い出す(ゲップ音はなさそうだけど)。

プレイした中でのアクションはしっぽを振った攻撃とローリングによる高速移動(ただし上り坂には弱い)、それにグラインド。アイテムを手に入れると、時のオカリナのホバーブーツのように空中を歩いたりもできる。

体力はどうやらないようで、そもそも敵らしい敵も見つけられなかった。落ちたりしてミスをすしても、チェックポイントからやり直すような形で残機制というわけでもないらしい。遊びやすそう。


Grim Guardians: Demon Purge

ジャンル2D横スクロールアクション
開発元INTI CREATES Co., LTD.
プレイ時間83分
こんなゲーム入城です

グリムガーディアンはオーソドックスな横スクロールアクション。遠距離主体のしのぶと近距離主体の真夜を任意に切り替えて進められる(コントローラが2つあれば同時に動かすこともできるそうだけど、腕が足りなくなりませんか???)。

たぶん悪魔城的なゲーム(悪魔城未プレイ)で、エリアごとにボスがいるので基本的にはそこを目指して進み、ボスを倒すと時折サブウエポンが手に入る。サブウエポンは移動にも使えることがあるので、それを使って進んでいく、らしい(体験版ではあまりプレイできず)。

また、キャラを切り替えて進められるが、体力はキャラごとに別で管理されていて、一方が倒れてしまっても、もう一方も倒れるまではゲームオーバーにはならず、倒れたところに行って救助すればまた二人とも操作可能になる。どうでもいいけれど心臓マッサージは現実では100BPMでやりましょう。

また、舞台が魔界化した学校的な感じなので、道中に生徒たちが迷子になっているのも特徴。実はぎゃる☆がんの学校が舞台なので、シリーズプレイヤーは見覚えのあるキャラクターに会える……かも(そもそも主人公からしてぎゃる☆がんのヒロインだけど)。


Super Raft Boat Together

ジャンルアクション
開発元Shattered Journal Games
プレイ時間18分(未クリア)
こんなゲーム(みんなでわいわい)ボートを護って旅を続けよう

またパーティーゲームか! このゲームはわりと一人でも遊べる感じだったけど、みんなでわいわいプレイした方が楽しそうに思えた。

ゲームとしては見下ろし型のツインスティックシューターで、四方から寄ってくる敵に銃をぶっ放す。足場は頼りないイカダだけで、一定時間ごとに組みあげることもできるが、流れ来る岩やサメ、落雷なんかでぶっ壊されることもある。壊れては修理しつつで先を目指す。

時折漂着してくる宝箱から手に入れたり、敵を倒して得られるお金から買い物をしたりで、自分を強化することもできる。弾にノックバック効果を足したり、ときどき回復できるようにしたりと様々だが、確定効果のあるものが少ないようにも感じられた。弾は一定期間ごとに無限に撃てるかたちなので、手数を増やせば安定するよねという考えかもしれない。

後半になると本当に手数が足りないので、味方を増やして変な形にイカダが拡張される様を楽しむのがよさそう。


Mika and The Witch’s Mountain

ジャンルアドベンチャー
開発元Chibig
プレイ時間25分
こんなゲーム要するに魔女宅的なかんじ

このゲームを端的に説明するなら、魔女の宅急便ということになりそう。

見習い魔女のミカが、師匠のおばあさんに魔女になる為の試練ということで高い山から落とされるところから始まる。

高い山を登るには、より高く飛べるほうきが必要。だけど山から落ちた衝撃で持っていたほうきが折れてしまった。そこで、お金を稼いでよりよいほうきを買う必要が出てくる。そこでやるのが、宅配のアルバイトなのである。要するにお使いゲーだ。

特徴的なのは、やはりほうきによる飛行だ。デモ版ではちょっと飛べる程度でしかないが、それでも歩きよりも早いスピードが出て、そこそこ気持ちいい。今後のムービーを見る限り、さらに空を飛べるようになるので、よりいっそう爽快感を得られるだろう。

ストーリーは基本的には会話で進行するが、時折アニメーションムービーが挟まるのもよい。なんとなく懐かしさを感じる、いい味のでているアニメだった。


MISTROGUE ミストと生けるダンジョン

ジャンルダンジョン探索型ローグライクアクション
開発元Polyscape Inc.
プレイ時間37分
こんなゲーム不思議のダンジョンを飛び回り走り回ろう

このゲームをざっくり説明するなら、不思議のダンジョンにMMO系のスキルアクションを追加したもの、という感じになるだろう。自動生成されるダンジョンを進み、スキルのクールタイムを意識しながら敵を攻撃していく感じのゲームだ。

見た目はかなり不思議のダンジョンに近く、近づかないと道が見えない(近づくと道が出てくる)こともある。ここは正直やや面倒に思えたが、回避によって隙間を飛び越えて進んだりもできるのはなかなか新しく感じた。ありふれたアクションではあるけれど、ビジュアルとの組み合わせによって斬新に思えた。

もちろんローグライクらしく、道中で死ねばアイテムを失い、ダンジョンを抜ければレベルは1に戻る。レベルアップによって体力回復できたりするので、経験値を得るタイミングを見るのも大事だろう。

調整できそうなところもなくはないけれど、現時点で結構楽しめる良いゲームでした。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP