ジャンル | アドベンチャー |
開発元 | 月刊湿地帯, Studio Dragonet |
プレイプラットフォーム | Steam |
プレイ時間 | 162分 |
こんなゲーム | 偶然居合わせた人達と会話を楽しもう。 |
ファミレスは便利だ。場所によっては本当にいろんな食べ物があるし、ドリンクバーもある。混んでないならカフェ代わりにしてもいいだろう。おそらくは多くの人が一度は行ったことがある場所だろう。
そんなファミレスに閉じ込められるのが今作である。ある部屋に閉じ込められるといわれるといわゆる脱出ゲームのように思えるけれど、このゲームはそのシチュエーション自体を楽しむゲームに思えた。
脱出したい気持ちも抱えつつ、その手立ても見つからない。お腹も空かず、死にもしないらしい空間で、「先客」達から話を聞く。基本的にはそれくらいしかしないゲームだ。
もちろんそれだけじゃない。間違い探しだってある。
それは冗談として、ストーリーが進まないわけではないのでそこは安心してほしい。ただ、このゲームはキャラが気に入ってこそだと思う。味のあるビジュアルに、変わったところがあるお客達。その人達がどんなことをしてきたのか、どういうことを考えてきたのか。そうやってキャラクター像が見えたところで、ストーリーが進み、選択を迫られる。
愛着が生まれてきたからこそ、選択する意味を持つ。それを教えてくれたようなゲームでした。
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